12/6(土)
一睡も出来ぬまま仮眠時間が終了し、同時に就業時間も終了した。
何度かうつらうつらしたがどうにも眠れなかったので、仮眠室に長らく置きっ放しになっていた、見たら2年も前のものだったが、その漫画雑誌を捲ってみた。しかし、これが驚くほどに詰まらなかった。そして、これでも名の通った週刊漫画だというのだから呆れたが、単にオレが時代遅れとでもいうのか、それも2年も前ほどのいわば“時流”にも付いていけていないという証左なのかも知れないとも思った。
面倒だし、横になっているだけでもマシだろうと仮眠室のベッドに息を潜めていたが、ただ暗闇に横たわっていることが無性に無価値に思え、Tシャツ&パンツにズボンだけ穿き、居室に読みかけのトルストイ『復活』を取りに行った。
終了までダニオさんのノートPCを弄ってもよかったが、文字を目にしている内にきっと眠気を誘発出来るに違いないと踏んでいたので、仮眠室に戻るや、やおら復活を捲った。
当時、それを判ずることは誰人にも不可能だが、ともあれ、これが実に楽しく、そう、毎度のことながら、人物の心の動きというものが余りにも鮮明に描き出されていることに驚嘆し、置きっ放しの漫画雑誌を尻目に、オレは2年前は愚か、遥かトルストイの時代、遡ること800年という時を、意図も簡単に超えてしまった。
勿論、著者の力量は当然のことながら、どうやらオレには古典の方があっているらしい。
東京メトロを新中野駅で下車。実家に立ち寄り、朝食にありつく。
このとき、実にタイミングよく同じ団地に住む後輩・イルマン人と僅かながらに今晩の大事な用事について懇談した。
帰宅し、DVDを見ていると、11時頃やっと眠気が差してきたので、今晩の大事な用事に備えてしっかり寝た。
16〜18時での受取時間指定の荷物があったので、その時間に合わせた携帯アラームのけたたましい電子音で16時に目覚め、熱帯魚アロアナ&ガー120センチ水槽の水換えを行い、除菌を目的としたキッチンハイターを利用し、ゲロガメのケースを念入りに洗浄し、その荷物を受け取り、放置したままとなっていた流しの食器を洗い、シャワーを浴び、懇ろなる深い思索後、ちと早目に会場入りするよう、20時15分、大事な用事で一路、荻窪を目指して出発した。
大事な用事。
それは、弟が知人と重ねてきた生命哲学を巡る対話がようやく花開き、今晩、正式に世界桂冠詩人の弟子として荻窪で実を結ぶことになったのだ。
おめでたい!!!
素晴らしい!!!
東高円寺駅から丸ノ内線に乗り込むと、奇しくも乗り込んだ車両の扉の脇に、弟とその知人が座っていたので驚いた。
早速用意していた世界桂冠詩人の書籍『女性抄(愛蔵版)』と『世界lplp』を贈呈させていただいた。
21時、風雲急を告げたにも拘らず、また、寒い中、会場には地域の方々も足を運んでくださり、知人の決意がその挨拶からも確かであり、会は爽やかな感動に包まれながら、実に素晴らしいものとなった。
帰路、弟と知人と三人、荻窪の居酒屋でこの善き日を乾杯した。
知人はお酒を口にし、ようやく緊張が解けたとほっと一息つき、もつ鍋などをつつきながら、日を跨ぐちと手前まで歓談した。
分かってはいたことだったが、ゆっくり種々懇談させていただき、改めて知人が率直で誠実な方と痛感した。
兎に角、よかった!!!
そして、今後が楽しみだ!!!
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