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2008年12月09日

こんな作品を観た−14

11/28(金)〜30(日)

◎『スター・ウォーズ エピソード4/大いなる希望』
先日、WOWOWで放映された『スター・ウォーズ』に関するドキュメンタリー番組を見、この日記の姉妹ブログ『題名のための写真展』でアップしたネタが、R2−D2とC3−POを見立てたパロディーものだったので、無性に見たくなった作品。
やっぱり面白の一言!!!

◎『ウェザーマン(THE WEATHER MAN)』
ニコラス・ケイジ見たさに何時もの同僚に焼いてもらった作品。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のゴア・ヴァービンスキー監督の手によるもの。
因みに、『パイレーツ』シリーズは、既に2、3をDVDに焼いてもらってはいるが、何時もの同僚曰く、「最初から順番に見た方がいいよ」という指示に従いまだ見ていない作品だ。そして、何故か待てど暮らせどWOWOWはまるでオレへの個人的な嫌がらせでもするかのように、その1を放映しない。そう、2、3は結構繰り返し放映しているにも拘わらずだ。
天気予報士が主人公の話。しっくりこない人生に肩を落とす悲喜交々な日常を静かながらにもブラックユーモアに溢れ、主人公と有名作家であるその父親をシリアスにこなす実力派俳優二人、ニコラス・ケイジ&マイケル・ケインの演技対決という見方をしても楽しい作品だと思った。
シカゴの地元テレビ局で気象予報士として働く主人公は、その楽な内容にはそぐわぬなかなか実入りのある仕事に就いてはいるが、テレビに出ているちとした有名人ということで、街角を歩いていればこれといった意味もなくファーストフードのパイやらシェイクを投げつけられ、妻と二人の子供とは別居状態、おまけに父親からは認められもせず、無機質でパッとしない毎日を送り、自分に滅入っている。
ところが、そんな彼に朗報が舞い込む。ニューヨークのテレビ局の全国ネット番組のウェザーニュースの話。これを機に家族との絆を取り戻そうとするも、元妻は新しい恋人と再婚の話を進めていた。
娘は学校で虐められており、ちとグレ、息子は厄介になっていたモーホー・カウンセラーから性的暴行を受けそうになり、父親が病で亡くなるなど様々な問題を前にも、自分なりに奮闘していく主人公に好感が持てる。
主人公が天気予報士であることが、後半、「天気も人生も正確な予報など出来っこない(趣旨)」という、この作品のテーマを物語るあたりが憎い素晴らしい作品だった。
あ、それと映像も映画的で美しく、音楽もセンス抜群だった。

◎『17歳のカルテ』
何時もの同僚お勧めの一作。気乗りせず長らく放っておいた作品。
ジェームズ・マンゴールド監督。主演のウィノナ・ライダーは製作総指揮も務めるという入れ込みよう。
一言でいえば、60年代末、多感な少女が精神病院で体験した心の葛藤と友情の物語。
万引きの常習犯としても有名なウィノナ・ライダー。嵌り役というより、そのまんま感がちと痛々しかったが、それだけにリアリティーに溢れていた。
同じ病棟の問題児としてアンジェリーナ・ジョリーが出て来るまで、なんだかな〜と思っていたが、そこから話は急速に面白くなっていく。
最後、アンジェリーナ・ジョリーの歯に衣着せぬ物言いが、余りに的を得ていたことで自殺してしまった仲間のことで口論になるが、アンジェリーナ・ジョリーは、自殺を躊躇っていたから背中を押してあげただけと、これに対しウィノナ・ライダーは、アンジェリーナ・ジョリーは既に死んでいるから誰も背中を押さないという趣旨の言葉を言い放つ。この言葉によってパニックに陥ったアンジェリーナ・ジョリーは、手足をベッドに縛り付けられ、翌朝、退院することになったウィノナ・ライダーに、「私は死んでいない」と涙ながらに呟き、再会を約し合う。
因みに、アンジェリーナ・ジョリーが出て来る前に、オレが苦手としている、もう大御所といっていいだろう黒人女優・ウーピー・ゴールドバーグが看護婦役で現れたときは、これ以上この作品を見るのを断念せねばならないと思ったが、ま、あの、といってもあくまでオレの中での“あの”だが、あのはしゃぎっぷりがなかったので、「助かった」といった感じだった。
それでも、精神科病棟の看護婦が、それもある地位にある看護婦が、就業中にサングラスというのは如何なモンかと思った。当然、製作サイドの演出ではなく、本人の希望によるのもだろうと想像するが、これがまたオレを激しくウンザリさせた。
そういえば、ラッパの師匠から、このウーピー・ゴールドバーグが主演する、奴隷のような生活を強いられた薄幸の黒人女性が1人の人間として目ざめていく姿を描いた、始めてシリアスな題材に取り組んだ製作・監督スティーブン・スピルバーグという映画『カラーピープル』を繰り返し見せられたことが、懐かしくも苦い思い出でもある。
精神病院を題材にした映画を観たのは これで三本目だと思う。一本目は岩井俊二監督『ピクニック』、二本目は かの有名な『カッコーの巣の上で』、三本目は松尾スズキ監督『クワイエットルームへようこそ』だが、不謹慎にもどの作品でも笑ってしまうところがあるが、これは舞台が既に緊張感に包まれている場所であるということで、どうしたって気持ちが緩和を求め、ついつい笑いの方向へと流れていくのだろう。承知していることだが、改めて勉強になった。

◎『プレイヤー』
何故この作品をDVDに焼いてもらうようお願いしたのか全く思い出せない。何かの手違いのような気もするが、この件で散々扱き使っている同僚に、如何にもミスがあったかのように確認するのは失礼だと、見終わって尚、謎の作品。ひょっとすると、ハリウッドの大スターが本人役でちらちらと登場することを面白がって、そう、どんな風に使っているのだろうといった興味でお願いした可能性も無きにしも非ずかも。
因みに、ちらちらと登場するハリウッドの大スターは、ブルース・ウイルス、ジュリア・ロバーツ、シェール、アンジェリカ・ヒューストン、ジャック・レモン、ニック・ノルティ。
そして、奇しくも、またもやウーピー・ゴールドバーグ。今度はデカ。
立て続けにキツイ。それも先よりもあのはしゃぎっぷりが、というかニタニタ感が前面に出てはいたが、ま、露出少なく許せる範囲で助かった。
主演・ティム・ロビンス、監督・ロバート・アルトマン。
内容は、ハリウッドの映画制作会社の副社長が起こした殺人事件を中心に、ハリウッド人種たちの奇妙な生態を描いたブラック・コメディとでもいえばよいのだろうか。奇異な業界を逆手に取っているので好感が持てるが、最後、その分、どんでん返しとでもいうのだろうか、副社長が社長になって、尚、無罪となり、しかも殺した相手である売れない脚本家の恋人と結ばれ、順調な生活を送るあたりが、「あれ?」と、肩透かしを食った感じで面白かった。

◎『ブロークバック・マウンテン』
これまた『プレイヤー』同様、何故この作品をDVDに焼いてもらうようお願いしたのか全く思い出せない。ひょっとすると、かなり薄い線だが、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ見たさということも考えられるが、これも『17歳のカルテ』同様、何時もの同僚お勧め作品として手元に来た可能性も高い。いずれにせよ、やはり長らく気乗りせず放っておいた作品。
兎に角、ワイオミング州ブロークバック・マウンテンの景色は壮観。これぞワイドな映画ならではの映像といった感じが素敵。
台湾出身 というアン・リー 監督は、『リーン・デスティニー』、『ハルク』と、商業的に見事成功を収めている大ヒットメーカーとして知ってはいたが、作品を観たのは今回が初めてだった。
内容は、実話を元にしているとのことで、1963年、農場に季節労働者として雇われた対照的性格の二人の二十歳の青年カーボーイの禁断の愛を描いたモーホー映画だったが、キャンプをしながらの羊の放牧管理という過酷な労働の中、何時しか精神的にも肉体的にも強く深い絆で結ばれていく二人が、やがて山を下り、夫々の生活を送りながらも互いを求める気持ちを抑えることが出来ぬまま、暫し密会しては、また離ればなれとなる生活に苦悶するというもので、愛を貫く二人の青年が、モーホー行為を否定しないながらも、生理的に受け付け難いオレにも美しく見えた。
ま、これは、モーホーとか、愛とかいうカテゴリーとは無縁に、単に直向きな二人の青年に好感を持ったといったところだ。
因みに、薄い線のアン・ハザウェイは、荒馬に跨るのみならず、たわわな胸を放り出し、積極的に男に跨るイケイケの “テキサス娘”を好演していることで、それまでのどこかナイーブで、人見知りで、上手く生きていけない根暗な女性という役所から来るイメージを覆していたことにも注目出来る(?)。

◎ミュージックビデオ『GUITARHYTHM』
元ボウイのギターリスト・布袋寅泰のソロ第一弾同タイトルのミュージックビデオだ。
かなり久しぶりに見た。これは、発売当時からかなり長い間に渡り、何度も何度も繰り返し繰り返し見てきた、思い入れの強い作品だが、未だにその輝きを損なうことのなく、今でも十分楽しめた。
オレはこの男にエラク期待を込め応援していたが、それは折り目正しき中世ヨーロッパの“騎士”を連想させるものがあったからだったが、気が付けば何時の間にかギターキッズの“あにき”的存在といった感じのダサい男になり下がってしまってからは、それまでリリースされる度に必ず買っていたアルバムも、足を運んでいたコンサートにも行くことを止めた。
不思議なもので、オレが見切りをつけてからは、その類稀なるリズムセンスから繰り出されるギタープレーではなく、不倫や暴力事件でオレの耳を楽しませてくれている。
残念だ。
先日、ボウイの朋友・氷室京介さんの最新のライブ映像を見たばかりだったので、尚更、「何やってんだよアンタは!?」と、檄を飛ばしたくなった。
それもボウイでの目覚ましい活躍と、この作品『GUITARHYTHM』が素晴らし過ぎることに起因している話であることは、最後に協調しておこう。
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posted by ありきたり at 14:14| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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